2017/05
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百人一首 39♪
あさぢふ   をの しのはら しの
浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど
           ひと こひ
あまりてなどか 人の恋しき (参議等 さんぎひとし / 源等 みなもとのひとし)



『 読み方 』
アサジウノ オノノシノハラ シノブレド
アマリテナドカ ヒトノコイシキ

『 現代語訳 』
「浅茅の生える小野の篠原ではないが、ずっと忍んできたけれども、思いがあふれて、どうしてこんなにもあなたが恋しいのだろうか。」

※浅茅生・・・浅茅が生えているところ。「浅茅」は丈の低い茅(ちがや)。「~生(ふ)」は草木が生えている、という意味。
※小野・・・「小」は接頭語。単に「野」というのと同じ。
※篠原・・・細い竹の生えている原。「篠」は細かい竹のこと。
※浅茅生の小野の篠原・・・同音によって下の「しの」を導く出すための序詞(じょことば)。
※あまりて・・・つつみきれずあふれ出て。
※などか・・・どうして~か。

忍ぶ恋の切なさを、相手に訴えかけた歌。

「浅茅生の 小野の篠原」までが序詞です。
篠原の「しの」と、「忍ぶ」の「しの」。それが同音であることを利用して、下の「五・七・五」にうまくつないでいます。

例によって、この歌の実質的内容は、

忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき

ということになります。
「あなたへの思いを我慢しているけれど、我慢できなくて、どうしてこんなにあなたのことが恋しくなったのだろう」といっているわけですね。



『 作者について 』

参議等=源等(880~951)

中納言民部卿源希の子。
嵯峨天皇の曾孫にあたる。
地方官を歴任した後、左中弁・右中弁などを経て、50歳をすぎてから参議となる。
歌人としての詳しい経歴は分からない。
和歌は、『後撰和歌集』入集の4首が知られるのみ。




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