2017/09
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百人一首 38♪
わす    み   おも    ちか
忘らるる 身をば思はず 誓ひてし
ひと いのち を
人の命の 惜しくもあるかな (右近 うこん)



『 読み方 』
ワスラルル ミオバオモワズ チカイテシ
ヒトノイノチノ オシクモアルカナ

『 現代語訳 』
「あなたに忘れられた我が身のことはなんとも思いません。ただ、心変わりしないと神かけてお誓いになったあなたのお命が、私は惜しくてならないのです。」

※忘らるる・・・「るる」は受身の助動詞「る」の連体形。
※身・・・我が身。
※誓ひてし・・・「て」は完了の助動詞「つ」の連用形。「し」は過去の助動詞「き」の連体形。「永久に心変わりはしまいと神かけて誓った」。
※人・・・相手の男をさす。
※惜しくもあるかな・・・「も」は強調の係助詞。「かな」は詠嘆の終助詞。

「大和物語(やまとものがたり)」によると、この歌は、男に裏切られたときに詠んだ歌

右近は恋多き女性でした。
捨てた男は、権中納言藤原敦忠(ごんちゅうなごんふじわらのあつただ)という貴公子だったろうと考えられています。

平安時代。
永遠の愛を神に誓うと、裏切ったときには、罰があたって命を落とすと考えられていました。

決して心変わりはしない、と、男が神に誓います。
けれども裏切りました。
神かけた誓いを破るとどうなるか・・・・・。

はっきりいっていませんが、
「あなたは死ぬ」
と、右近は思っていたようです。



『 作者について 』

右近 (生没年未詳)

右近衛少将藤原季縄(うこんへのしょうしょうふじわらのすえなわ)の娘。
父の官名にちなんで、「右近」と呼ばれた。
醍醐天皇の后、隠子の女房。
藤原敦忠・帥輔・朝忠、源順らとの交渉から、艶聞の多い女性であったことが知られる。
村上朝歌壇で、歌人として活躍。


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