2017/10
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百人一首 29♪
       を     を    はつしも
心あてに 折らばや折らむ 初霜の
お          しらぎく はな
置きまどはせる 白菊の花 (凡河内躬恒 おおしこうちのみつね)



『 読み方 』
ココロアテニ オラバヤオラン ハツシモノ
オキマドワセル シラギクノハナ

『 現代語訳 』
「あて推量で、もし折るというのなら折とってみようか。
初霜が置いて、霜だか菊だかわからなくさせている白菊の花を。」

※心あてに・・・あて推量で。
※折らばや・・・「折らば」は仮定条件で、「折るならば」。「や」は疑問の係助詞。
※初霜・・・その年の晩秋にはじめておりる霜。
※置きまどはせる・・・「置きまどはす」は「置いてわからなくさせる」。「る」は存続の助動詞「り」の連体形。

白菊の花を詠んだ歌。
霜が白いのは当たり前なので、霜の白さを詠んだ歌ではありません
霜を脇役にまわして、それと区別がつかないということで、菊の白さを際立たせているわけですね。

朝です。
庭には真っ白に霜がおりています。
きりっと、身も引き締まるような寒気の中・・・。
白菊が咲いています。
その白菊の、清らかで気品ある姿。
目も覚めるような白―。

白菊の清楚な姿を言葉に繋ぎ止めるために、躬恒の思いついた趣向が、「白い霜が置いて、どれが白菊か分からない」という、非現実的な表現でした。



『 作者について 』

凡河内躬恒(生没年未詳)

9世紀末から10世紀初めにかけての人。
宇多・醍醐の両帝に仕えたが、官位は低かった。
和歌にすぐれ、紀貫之・壬生忠岑・紀友則とともに『古今和歌集』の撰者となった。
三十六歌仙の1人。
家集に『躬恒集』がある。
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自然風景が大好きです♪

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