2017/10
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百人一首 27♪
    はら     なが   いづみがは
みかの原 わきて流るる 泉川
   み       こひ
いつ見きとてか 恋しかるらむ (中納言兼輔 ちゅうなごんかねすけ / 藤原兼輔 ふじわらのかねすけ)



『 読み方 』
ミカノハラ ワキテナガルル イズミガワ
イツミキトテカ コイシカルラン

『 現代語訳 』
「みかの原を2つにわけ、わき流れていくあの泉川(いずみがわ)ではないが、いったいいつ見たというので、こんなにあの人のことが恋しいのだろうか。」

※みかの原・・・京都府相楽郡(そうらくぐん)にある地名。
※わきて・・・「分(わ)きて」と「湧(わ)きて」の掛詞。「泉」と「湧き」が縁語となる。
※泉川・・・現在の木津川のこと。ここまでが、「いづみ」と「いつ見」の同音による序詞になる。
※いつ見きとてか・・・「見る」はそのまま「見る」ととってもよく、「男女が契りを結ぶ」ととってもよい。

みかの原 わきて流るる 泉川」までが序詞です。
従って、この歌の実質的内容は、「いつ見きとてか 恋しかるらむ」だけ。
「いったいいつ見たというので、こんなにあの人が恋しいのだろうか」。

しかし、序詞の「みかの原 わきて流るる 泉川」には全く意味がないのかというと、そうとも言い切れません。

まず、「みかの原 きて流るる 泉川」。
人を好きになると、心の底から、いとしさが泉のように湧いて出ます。
この風景は、そういう気分を、うまく形にして繋ぎとめているようです。

また、「みかの原 きて流るる 泉川」。
そう読むと、また別なイメージが思い起こされます。
「泉川」が「みかの原」を2つに「分ける」。



『 作者について 』

中納言兼輔=藤原兼輔(877~933)

利基の六男。
定方のいとこ。
従三位、中納言まで昇進。
賀茂川堤に邸があったので、堤中納言と呼ばれた。
紀貫之・凡河内躬恒らと親交があり、文人のパトロン的存在であった。
三十六歌仙の1人。


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自然風景が大好きです♪

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