2017/08
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百人一首 26♪
をぐらやま みね    ば こころ
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば
いま             ま
今ひとたびの みゆき待たなむ (貞信公 ていしんこう / 藤原忠平 ふじわらのただひら)



『 読み方 』
オグラヤマ ミネノモミジバ ココロアラバ
イマヒトタビノ ミユキマタナン

『 現代語訳 』
「小倉山の峰の紅葉よ、もしお前に心があるならば、もう一度行幸(みゆき)があるはずだから、それまで散らないでまっていてほしい。」

※小倉山・・・京都市右京区嵯峨にある山。大堰川(おおいがわ)をへだてて、嵐山に対する。紅葉の名所。
※峰のもみぢ葉・・・「峰のもみぢ葉」に呼びかけている。擬人法。
※心あらば・・・「やさしい人間の心があるならば」。「心」は物の道理や情趣(じょうしゅ)をわきまえる力。
※みゆき・・・「行幸(みゆき)」と書けば「天皇のお出かけ」。「御幸(みゆき)」と書けば「上皇のお出かけ」。訓読みでは、どちらも「みゆき」と読む。ここでは醍醐天皇のお出かけなので、前者。
※待たなむ・・・「待つ」は「散らないで待つ」。「なむ」は願望の終助詞、「~てほしい」。

それは、秋。
宇多上皇が大堰川にお出かけになった時のことです。
紅葉のあまりの美しさに、
「これをわが子(醍醐天皇)に見せて差し上げたいものじゃ」
とおっしゃいました。
お供をしていたのが、この歌の作者、貞信公・藤原忠平。
「それでは私が、このことを帝に申し上げましょう」
そういって作ったのがこの歌だと伝えられています。
「紅葉よ。お前に心があるならば、次の帝のお出ましまで、散らないで待っておれよ!」

帝が出かけるかどうかは帝の勝手なわけですが、こんな歌をもらって紅葉狩りをすすめられると、帝もぜひ行きたい気持ちになっただろうと思います。



『 作者について 』

貞信公=藤原忠平(880~949)

基経の子。
時平の弟。
摂政・関白・従一位に至る。
通称は小一条太政大臣。
人柄は温厚で人望もあり、兄の時平の死後、氏の長者となって、藤原氏全盛の基礎を築いた。
「貞信公」は、忠平の死後、その徳をたたえられて贈られた称号である。


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