2017/08
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百人一首 19♪
なにはがた     あし       ま
難波潟 みじかき芦の ふしの間も
あ      よ   す
逢はでこの世を 過ぐしてよとや (伊勢 いせ)


『 読み方 』
ナニワガタ ミジカキアシノ フシノマモ
アワデコノヨオ スグシテヨトヤ

『 現代語訳 』
「難波潟の芦の、あの節(ふし)と節との間のようなわずかな間でさえ、逢わないでこの世をすごせとあなたはおっしゃるのですか。」

※難波潟・・・現在の大阪湾の入り江。芦が多く自生していた。
※難波潟みじかき芦の・・・「ふしの間」を導き出す序詞。
※ふしの間・・・節と節との間。短いことのたとえにいう。
※逢はで・・・逢わないで。「で」は打消の接続助詞。「~ないで」などと訳す。
※過ぐしてよ・・・「てよ」は完了の助動詞「つ」の命令形。
※とや・・・「とや」のあとに、「言ふ」を補ってよむ。

つれない恋人を恨んだ歌。
「難波潟 みじかき芦の」が序詞なので、やはり、

ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや

が、実質的内容となります。
「ほんの少しの間も、あなたに逢わないで、この世をすごせとあなたはおっしゃるのですか」

昔、大阪湾には芦がたくさん自生していました。
芦そのものは2,3メートルもあって短くないのですが、節と節の間はほんの少しです。
あなたに逢わないほんの少しの間を「難波潟 みじかき芦の」という序詞が、うまく映像化
しています。



『 作者について 』

伊勢 (875?~938?)

藤原継蔭(ふじわらのつぐかげ)の娘。
宇多天皇の中宮温子(ちゅうぐうおんし)に仕え、温子の兄・仲平(なかひら)と恋仲になるが、その恋は破局をむかえる。
のち、宇多天皇に愛されて皇子を出産。
また、宇多天皇の皇子・敦慶(あつよし)親王にも愛されて中務(なかつかさ)を生む。
古今集時代の代表的女流歌人である。

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Author:クマコ
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自然風景が大好きです♪

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