2017/11
≪10  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   12≫
百人一首 96♪
はな    あらし には  ゆき
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで
              み
ふりゆくものは わが身なりけり (藤原公経 ふじわらのきんつね)



『 読み方 』
ハナサソー アラシノニワノ ユキナラデ 
フリユクモノワ ワガミナリケリ

『 現代語訳 』
「花を散らす嵐の庭、そこに降りゆくものは雪ではなくて、本当に古(ふ)りゆくものは、じつにわが身であったのっだなあ。」

※花さそふ・・・桜の花を誘って散らす。「さそふ」の主語は、嵐。
※嵐の庭・・・嵐の吹く庭。
※雪ならで・・・雪ではなくて。この「雪」は、散る花びらを雪に見立てた表現。
※ふりゆく・・・「ふり」は「降(ふ)り」と「古(ふ)り」との掛詞。「古りゆく」は、老いてゆく、ということ。

落花を見ながら、自分の老いを嘆いた歌。この歌を詠んだのは、鎌倉初期の政治家、藤原公経です。

「降り」と「古り」の掛詞を軸に、暗転する演出がまことにみごと。
こんなからくりです。

降りゆくものは 花さそふ嵐の庭の雪・・・ならで
ここまでは絢爛豪華な、おごりの春の景色です。
つよい風が庭の桜を散らせます。
降りゆくものは、花吹雪・・・かと思ったが、

古りゆくものは わが身なりけり
ちがいました。
古りゆくものは、自分であった。
私は老いた。
あの花吹雪も、夢のまた夢・・・・・。



『 作者について 』

藤原公経 (1171年~1244年)

内大臣実宗の子。定家の義弟。
鎌倉幕府と強く連携し、承久の乱の後、京都宮廷で確固たる地位をかためる。
従一位太政大臣。
西園寺家の祖。
定家の御子左家を庇護したことでも知られる。






スポンサーサイト
Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

クマコ

Author:クマコ
Photo-ZEROに所属。
自然風景が大好きです♪

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
リンク