2017/09
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百人一首 84♪
               ごろ
ながらへば またこの頃や しのばれむ
う   み  よ   いま こひ
憂しと見し世ぞ 今は恋しき (藤原清輔 ふじわらのきよすけ)



『 読み方 』
ナガラエバ マタコノゴロヤ シノバレン 
ウシトミシヨゾ イマワコイシキ

『 現代語訳 』
「この先もし生き長らえていたならば、今のことがまたなつかしく思い出されるのだろうか。
つらいと思った昔が、今は恋しく思われるのだから。」

※ながらへば・・・もしこの世に生き長らえていたならば。
※また・・・現在のように、将来もまた。
※この頃・・・(つらいことの多い)現在。
※しのばれむ・・・なつかしく思い出されるだろう。
※憂しと見し世ぞ・・・つらいと思ったときが。「世」は時代、ころ。

清輔の家集4に「三条内大臣(大納言)がまだ中将でいらっしゃったときにおくった歌」とあります。

つらかった昔が、今はなつかしい。
すると・・・・・。
今のつらさは、時がたてば懐かしくなるに違いない。

論理的というほどの、大袈裟な歌ではないと思います。
誰もが、
「そういうことってあるよな・・・・・。」
と、納得してしまうような歌。

社会人の方は、受験生のころを思い出してみて下さい。
受験生は、小学生のとき泣いた思い出を。
ご年輩の方々は、戦中や戦後の、大変だったあの時代・・・・・。

たしかにあのとき、あんなに大変だったことが、どうして今なつかしく思えるのか・・・。
時の流れが、傷を癒してくれるのでしょうか。
それとも、人生というものは、雪だるま式に苦労が大きくなっていくものなのでしょうか。




『 作者について 』

藤原清輔 (1104~1177年)

藤原顕輔の子。
正四位下太皇太后宮大進。
二条天皇の信任があつく、勅命によって『続詞花集』を撰んだが、天皇の崩御にあい、勅撰集にはならなかった。
六条家の柱として、王朝歌学を集大成。
家集に『清輔朝臣集』。
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