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2023/09
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百人一首 91~100♪
「百人一首 91♪」
        な   しもよ
きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに
ころも            ね
衣かたしき ひとりかも寝む (藤原義経 ふじわらのよしつね)

「百人一首 92♪」
   そで  しほひ  み     おき  いし
わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の
ひと  し
人こそ知らね かわくまもなし (二条院讃岐 にじょういんのさぬき)

「百人一首 93♪」
よ  なか  つね         なぎさ
世の中は 常にもがもな 渚こぐ
     をぶね  つなで
あまの小舟の 綱手かなしも (源実朝 みなもとのさねとも)

「百人一首 94♪」
 よしの  やま あきかぜ よ
み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて
     さむ ころも
ふるさと寒く 衣うつなり (藤原雅経 ふじわらのまさつね)

「百人一首 95♪」
           よ たみ
おほけなく うき世の民に おほふかな
   た  そま すみぞめ そで
わが立つ杣に 墨染の袖 (前大僧正慈円 さきのだいそうじょうじえん)

「百人一首 96♪」
はな    あらし には  ゆき
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで
              み
ふりゆくものは わが身なりけり (藤原公経 ふじわらのきんつね)

「百人一首 97♪」
こ  ひと        うら   ゆふ
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに
や  もしほ   み
焼くや藻塩の 身もこがれつつ (藤原定家 ふじわらのさだいえ)

「百人一首 98♪」
かぜ         をがは   ゆふぐ
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
      なつ
みそぎぞ夏の しるしなりける (藤原家隆 ふじわらのいえたか)

「百人一首 99♪」
ひと    ひと うら
人もをし 人も恨めし あぢきなく
よ おも          おも み
世を思ふゆゑに もの思ふ身は (後鳥羽院 ごとばいん)

「百人一首 100♪」
        ふる のきば
ももしきや 古き軒端の しのぶにも
           むかし
なほあまりある 昔なりけり (順徳院 じゅんとくいん)
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百人一首 81~90♪
「百人一首 81♪」
        な      かた
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば
  ありあけ  つき  のこ
ただ有明の 月ぞ残れる (藤原実定 ふじわらのさねさだ)

「百人一首 82♪」
おも         いのち
思ひわび さても命は あるものを
う           なみだ
憂きにたへぬは 涙なりけり (道因法師 どういんほうし)

「百人一首 83♪」
よ なか  みち        おも い
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る
やま おく   しか な
山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる (藤原俊成 ふじわらのしゅんぜい)

「百人一首 84♪」
               ごろ
ながらへば またこの頃や しのばれむ
う   み  よ   いま こひ
憂しと見し世ぞ 今は恋しき (藤原清輔 ふじわらのきよすけ)

「百人一首 85♪」
よ          おも        あ
夜もすがら もの思ふころは 明けやらで
ねや
閨のひまさへ つれなかりけり (俊恵法師 しゅんえほうし)

「百人一首 86♪」
なげ    つき        おも
嘆けとて 月やはものを 思はする
   かほ       なみだ
かこち顔なる わが涙かな (西行法師 さいぎょうほうし)

「百人一首 87♪」
むらさめ つゆ            は
村雨の 露もまだひぬ まきの葉に
きりた       あき ゆふぐ
霧立ちのぼる 秋の夕暮れ (寂連法師 じゃくれんほうし)

「百人一首 88♪」
なにはえ  あし
難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ
           こ
みをつくしてや 恋ひわたるべき (皇嘉門院別当 こうかもんいんのべっとう)

「百人一首 89♪」
たま を   た      た
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば
しの       よわ
忍ぶることの 弱りもぞする (式子内親王 しょくしないしんのう)

「百人一首 90♪」
み        をじま        そで
見せばやな 雄島のあまの 袖だにも
            いろ
ぬれにぞぬれし 色はかはらず (殷富門院大輔 いんぷもんいんのたいふ)
百人一首 71~80♪
「百人一首 71♪」
ゆふ    かどた いなば
夕されば 門田の稲葉 おとづれて
あし       あきかぜ ふ
芦のまろやに 秋風ぞ吹く (大納言経信 だいなごんつねのぶ / 源経信 みなもとのつねのぶ)

「百人一首 72♪」
おと    たかし はま     なみ
音にきく 高師の浜の あだ波は
      そで
かけじや袖の ぬれもこそすれ (祐子内親王家紀伊 ゆうしないしんのうけのきい)

「百人一首 73♪」
たかさご をのへ さくら さ
高砂の 尾上の桜 咲きにけり
とやま かすみ た
外山の霞 立たずもあらなむ (権中納言匡房 ごんちゅうなごんまさふさ/大江匡房 おおえのまさふさ)

「百人一首 74♪」
       ひと はつせ  やま
うかりける 人を初瀬の 山おろしよ
           いの
はげしかれとは 祈らぬものを (源俊頼朝臣 みなもとのとしよりあそん)

「百人一首 75♪」
ちぎ           つゆ いのち
契りおきし させもが露を 命にて
     ことし  あき
あはれ今年の 秋もいぬめり (藤原基俊 ふじわらのもととし)

「百人一首 76♪」
    はら こ  い  み
わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの
くもゐ       おき しらなみ
雲居にまがふ 沖つ白波 (藤原忠通 ふじわらのただみち)

「百人一首 77♪」
せ       いは        たきがは
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の
     すゑ   あ       おも
われても末に 逢はむとぞ思ふ (崇徳院 すとくいん)

「百人一首 78♪」
あはぢしま     ちどり  な こゑ
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
   よねざ      すま せきもり
いく夜寝覚めぬ 須磨の関守 (源兼昌 みなもとのかねまさ)

「百人一首 79♪」
あきかぜ      くも   た  ま
秋風に たなびく雲の 絶え間より
   い   つき  かげ
もれ出づる月の 影のさやけさ (藤原顕輔 ふじわらのあきすけ)

「百人一首 80♪」
なが    こころ し    くろかみ
長からむ 心も知らず 黒髪の
みだ   けさ         おも
乱れて今朝は ものをこそ思へ (待賢門院堀河 たいけんもんいんのほりかわ)
百人一首 61~70♪
「百人一首 61♪」
         なら みやこ  やへざくら
いにしへの 奈良の都の 八重桜
  ここのへ
けふ九重に にほひぬるかな (伊勢大輔 いせのたいふ)

「百人一首 62♪」
よ       とり  そらね
夜をこめて 鳥の空音は はかるとも
  あふさか  せき
よに逢坂の 関はゆるさじ (清少納言 せいしょうなごん)


「百人一首 63♪」
いま     おも た
今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを
ひと
人づてならで いふよしもがな (左京大夫道雅 さきょうのだいふみちまさ / 藤原道雅 ふじわらのみちまさ)

「百人一首 64♪」
あさ     うぢ  かはぎり
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに
           せぜ    あじろぎ
あらはれわたる 瀬々の網代木 (権中納言定頼 ごんちゅうなごんさだより / 藤原定頼 ふじわらのさだより)

「百人一首 65♪」
うら          そで
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを
こひ く      な    を
恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ (相模 さがみ)

「百人一首 66♪」
              おも  やまざくら
もろともに あはれと思へ 山桜
はな        し  ひと
花よりほかに 知る人もなし (前大僧正行尊 さきのだいそうじょうぎょうそん)

「百人一首 67♪」
はる よ  ゆめ        たまくら
春の夜の 夢ばかりなる 手枕に
      た     な   を
かひなく立たむ 名こそ惜しけれ (周防内侍 すおうのないし)

「百人一首 68♪」
こころ          よ
心にも あらでうき世に ながらへば
こひ       よは  つき
恋しかるべき 夜半の月かな (三条院 さんじょういん)

「百人一首 69♪」
あらし ふ みむろ やま      ば
嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は
たつた かは にしき
竜田の川の 錦なりけり (能因法師 のういんほうし)

「百人一首 70♪」
        やど た  い
さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば
    おな   あき ゆふぐれ
いづくも同じ 秋の夕暮 (良暹法師 りょうぜんほうし)
百人一首 51~60♪
「百人一首 51♪」
                        ぐさ
かくとだに えやはいぶきの さしも草
    し      も   おも
さしも知らじな 燃ゆる思ひを (藤原実方朝臣 ふじわらのさねかたあそん)

「百人一首 52♪」
あ        く           し
明けぬれば 暮るるものとは 知りながら
   うら     あさ
なほ恨めしき 朝ぼらけかな (藤原道信朝臣 ふじわらのみちのぶあそん)

「百人一首 53♪」
なげ         ぬ  よ   あ   ま
嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は
    ひさ           し
いかに久しき ものとかは知る (右大将道綱母 うだいしょうみちつなのはは)

「百人一首 54♪」
わす     ゆ すゑ
忘れじの 行く末までは かたければ
けふ  かぎ   いのち
今日を限りの 命ともがな (儀同三司母 ぎどうさんしのはは)

「百人一首 55♪」
たき おと  た   ひさ
滝の音は 絶えて久しく なりぬれど
な   なが       き
名こそ流れて なほ聞こえけれ (大納言公任 だいなごんきんとう / 藤原公任 ふじわらのきんとう)

「百人一首 56♪」
            よ        おも で
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に
いま        あ
今ひとたびの 逢ふこともがな (和泉式部 いずみしきぶ)

「百人一首 57♪」
          み               ま
めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に
くも        よは  つき
雲がくれにし 夜半の月かげ (紫式部 むらさきしきぶ)

「百人一首 58♪」
ありまやま ゐな ささはら かぜ ふ
有馬山 猪名の笹原 風吹けば
     ひと  わす
いでそよ人を 忘れやはする (大弐三位 だいにのさんみ)

「百人一首 59♪」
         ね           よ
やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて
           つき み
かたぶくまでの 月を見しかな (赤染衛門 あかぞめえもん)

「百人一首 60♪」
おほえやま  の  みち  とほ
大江山 いく野の道の 遠ければ
            あま はしだて
まだふみもみず 天の橋立 (小式部内侍 こしきぶのないし)
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クマコ

Author:クマコ
自然風景が大好きです♪

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